幼児期にのみ現れる「吸収しようとする特別な生命力」を子どもは生まれながらに持っています。自分の身体を使って、自立へ自立へと向かっているのです。自分を伸ばそうとして、1つのことに興味、関心を示し、夢中になって行っている時期を大人が感じ取り、その力が十分に発揮できるよう一人ひとりの歩みに合わせて手助けをさせていただきます。
子どもが「やってみたい」「触ってみたい」と思うような魅力的な環境を用意することを大切にし、満足できるまで繰り返し取り組めるように設定しています。
小さい人は、大きい人が楽しそうにやっている姿を見て学びます。また、「次は何ができるようになるのかな」と先を見通した生活ができます。やがて、「私もやってみよう」と意欲的になり、挑戦するようになります。
大きい人は、小さい人が尊敬のまなざしで見つめてくれるので、気持ちよく生活を営むことができます。そして、小さい人が困ったときに、手伝い教えている姿があちこちで見られます。今まで習得したことを教えることで?自信や意欲を持ち、主体的に行動する子どもに育っていきます。
年齢の異なるいろいろな友だちと生活を共にすることは、豊かな人間関係を築き「人とかかわる力」が育ちます。